タスマニアでクジラ157頭打ち上げ、生存の90頭は安楽死へ

タスマニアで、砂浜に打ち上げられた150頭以上のクジラの群れが発見されました。オキゴンドウは体重が1トン以上になることもあり、海に返す試みは失敗しました。

A composite image of stranded whales and an aerial shot of a beach

A group of 157 whales will not survive after becoming stranded near Arthur River in Tasmania Source: Supplied / Department of Natural Resources and Environment Tasmania

オーストラリア南東部のタスマニア島で、砂浜に打ち上げられたクジラの群れが発見されました。18日、当局が発表しました。打ち上げられたのは150頭以上で、そのうち数十頭はすでに死んでいると言います。

大型のクジラの一種であるオキゴンドウとみられ、発見されるまでの48時間以内に打ち上げられたと考えられています。18日朝の時点で、90頭が生存していることが確認されました。

オキゴンドウは体重が1トン以上になることもあり、海に返す試みは失敗。90頭は安楽死させられると言います。

オキゴンドウの群れがオーストラリアのビーチに打ち上げられることは珍しくありませんが、タスマニア島西部のこの地域で発生するのは約50年ぶりだということです。

オーストラリア博物館によると、この種のクジラは大規模な群れで打ち上げられることがあり、「数百頭が全滅することもある」と言います。

オーストラリア政府は、オキゴンドウの保護状況を「近危急種」としています。(c)AFP

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Published 19 February 2025 6:09pm
Updated 20 February 2025 3:40pm
Source: AFP, SBS

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