試合は、午後8時からロッドレーバーアリーナで行われました。第1セットは1-6でジョコビッチ選手が先取、続く第2セット、1-4となったところで、錦織選手が棄権を申し出、ベスト4進出はなりませんでした。
第1セットの直後、錦織選手はメディカルタイムアウトをしてトレーナーを呼び、コート上で右太もも部分の治療を受け、テーピングをしたうえで第2セットに臨んでいました。

Kei Nishikori lays down on the court during a break in the match against Novak Djokovic during the men's singles quarterfinal 23 January 2019 Source: AAP Image/David Crosling
今大会では、”日本のマラソンマン”というあだ名がついた錦織選手。21日の第4回戦までに計14時間近くの試合時間となっていました。4回戦の後の記者会見では、体の回復が大きな焦点と話しており、昨日午後予約していた練習コートをキャンセルしていました。
錦織選手にとって、全豪での準々決勝進出は2016年以来3年ぶり。全豪で初準決勝進出の前に立ちはだかったのは、世界ランク1位のジョコビッチ選手でした。錦織選手とジョコビッチ選手の対戦成績は、これで2勝16敗となっています。
ジョコビッチ選手が準決勝で対戦するのは、きょうカナダのミロシュ・ラオニッチ選手を下したフランスのルカ・プイユ選手です。