シーズン(しーずん)1(いち)のテーマ(てーま)は「オーストラリア(おーすとらりあ)を日本語(にほんご)で説明(せつめい)する」です。
5(いつ)つのエピソード(えぴそーど)でお届(とど)けします。
キーワード(Keywords)
多文化主義(たぶんかしゅぎ): multiculturalism
多様性(たようせい):diversity
なまり:accent
出身(しゅっしん): where you were born/where you grew up
スクリプト(script)
イントロダクション(introduction)
こんにちは。日本語学習者(にほんごがくしゅうしゃ)向(む)けのポッドキャスト(ぽっどきゃすと)、スロー・ジャパニーズ(すろー・じゃぱにーず)です。
シリーズ1(しりーず・いち)では、5(いつ)つのエピソード(えぴそーど)を通(つう)じて、オーストラリア(おーすとらりあ)を日本語(にほんご)で説明(せつめい)することをテーマ(てーま)にお送(おく)りします。それぞれのエピソード(えぴそーど)は2(ふた)つのパート(ぱーと)に分(わ)かれています。
このポッドキャスト(ぽっどきゃすと)のスクリプト(すくりぷと)は、 SBS Japanese のウェブサイト(うぇぶさいと)で見(み)ることができます。文字(もじ)を目(め)で追(お)いながら、または一緒に(いっしょに)発音(はつおん)しながら、聞(き)いてみましょう。
きょうはエピソード1(えぴそーど・いち)、自分(じぶん)が誰(だれ)かを日本語(にほんご)で説明(せつめい)してみましょう。
このエピソード(えぴそーど)のキーワード(きーわーど)は4(よっ)つ、多文化主義(たぶんかしゅぎ、multiculturalism)、多様性(たようせい、diversity)、なまり(accent)、出身(しゅっしん、where you were born/where you grew up)です。
第一部 私はオーストラリア人です(Part 1: I'm Australian)
「あなたは何人(なにじん)ですか」「どこから来(き)ましたか」「出身(しゅっしん)はどこですか」と聞(き)かれたことはありますか?日本(にほん)ではよく使(つか)われますが、オーストラリア(おーすとらりあ)では注意(ちゅうい)しなければならない質問(しつもん)です。
移民(いみん、immigrants)の多(おお)いオーストラリア(おーすとらりあ)では、外見(がいけん)だけでその人(ひと)の国籍(こくせき)を勝手(かって)に判断(はんだん)してしまうと、その人(ひと)を傷(きず)つけてしまうことがあります。
オーストラリア(おーすとらりあ)は多文化主義(たぶんかしゅぎ)の国(くに)で、一人一人(ひとりひとり)が違(ちが)うこと、多様性(たようせい)を大事(だいじ)にんしています。オーストラリア(おーすとらりあ)の公用語(こうようご)は英語(えいご)ですが、なまりのある英語(えいご)をは話(はな)す人(ひと)が多(おお)くいます。
インタビュー(Interview 1)
シドニー(しどにー)に住(す)む日本語教師(にほんご・きょうし)の中里景子(なかざと・けいこ)先生(せんせい)に、オーストラリア人(おーすとらりあ・じん)について、一般的(いっぱんてき、general)なイメージ(いめーじ)を聞いてみました。
とっても陽気(ようき)で、すっごくゆっくりしているなって思(おも)います。 日本(にほん)の人(ひと)たちはみんないつも忙(いそが)しい忙しいって言(い)って、すごく急(いそ)いでいるのに対(たい)して、オーストラリア(おーすとらりあ)の方(かた)は本当(ほんとう)にゆっくりゆっくり、のーんびりしているなっていうイメージがすごいあります。
シドニー(しどにー)の中里景子(なかざと・けいこ)先生でした。あなたは日本人(にほんじん)について、どのようなイメージ(いめーじ)を持(も)っていますか?
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第二部 自分について日本語で言ってみましょう(Part 2: Let's explain yourself in Japanese)
「私(わたし)はオーストラリア人(おーすとらりあ・じん)です」でも完璧(かんぺき、perfect)ですが、もっと多(おお)くの情報(じょうほう、information)、自分(じぶん)の文化的背景(cultural background)も説明(せつめい)してみましょう。ここでは、「系(けい)」という言葉(ことば)を使(つか)います。血筋(ちすじ、bloodline)やグループ(ぐるーぷ)、システム(しすてむ)などを意味(いみ)する言葉(ことば)です。
例(たと)えば、Chinese-Australian は日本語(にほんご)では「系(けい)」という単語(たんご)を使(つか)って、中国系オーストラリア人(ちゅうごく・けい・おーすとらりあ・じん)と言(い)います。
架空の人物(かくう・の・じんぶつ、imaginary character)のエイミー(えいみー)の自己紹介(じこしょうかい)を考(かんが)えてみました。
私(わたし)はエイミー(えいみー)です。オーストラリア(おーすとらりあ)で生(う)まれた、中国系オーストラリア人(ちゅうごく・けい・おーすとらりあ・じん)です。父親(ちちおや)の家族(かぞく)は中国出身(ちゅうごく・しゅっしん)でオーストラリア(おーすとらりあ)に長(なが)く住(す)んでいます。母親(ははおや)はマレーシア出身(マレーシア・出身)で、オーストラリア(おーすとらりあ)に留学(りゅうがく)していました。二人(ふたり)は大学(だいがく)で出会(であ)いました。私(わたし)は中国語(ちゅうごくご)は話(はな)せませんが、話(はな)したいと思(おも)っています。
では、みなさんも自己紹介(じこしょうかい)をしてみてください。
それでは、4(よっ)つのキーワード(キーワード)の中(なか)から1(ひと)つを選(えら)んで、意味(いみ)を説明(せつめい)します。今回(こんかい)取(と)り上(あ)げるのは、「出身(しゅっしん)」です。
出身(しゅっしん、where you were born/where you grew up)は、生(う)まれた場所(ばしょ)や、育(そだ)った場所(ばしょ)、そして勉強(べんきょう)した学校(がっこう)や、働(はたら)いた場所(ばしょ)、入(はい)っていたグループ(ぐるーぷ)などを伝(つた)えるときに使(つか)います。英語(えいご)にすると、from と意味(いみ)が似(に)ています。
In addition to where you were born/where you grew up, you can use 出身 to say about even, the school you graduated, or the company you worked for, or the group you used to be part of.
例(たと)えば:
私(わたし)はオーストラリア(おーすとらりあ)出身(しゅっしん)です。I'm from Australia.
私はシドニー大学(しどにー・だいがく)出身です。I graduated from University of Sydney.
私はデザイナー(でざいなー)ですが、エンジニア(えんじにあ)出身です。I'm working as a designer but I have an engineering background.
と言(い)うことができます。
インタビュー(Interview 2)
シドニー(しどにー)に住(す)む日本語教師(にほんご・きょうし)の中里景子(なかざと・けいこ)先生(せんせい)は、日本(にほん)で東京(とうきょう)や福岡(ふくおか)に住(す)んでいました。シドニー(しどにー)との違(ちが)いを聞(き)きました。シドニー(しどにー)はどんなところでしょうか。
全然(ぜんぜん)違(ちが)いますね。全員(ぜんいん)違(ちが)って当然(とうぜん)って思(おも)えるくらい、移民(いみん)の数(かず)がすごくて、あと、移民(いみん)の国(くに)なので、いろんな国(くに)の料理(りょうり)・レストラン(れすとらん)がすごくおいしい。本場(ほんば)の味(あじ)が食(た)べれるって。
オーストラリア(おーすとらりあ)に住(す)んでから日本(にほん)にたまに帰(かえ)ったときには、みんな、みんな日本人(にほんじん)だって思(おも)っちゃいますよね。外国人(がいこくじん) がいないって。
多文化主義(たぶんかしゅぎ)、そうですね、多文化主義って、すごく、そうですね、お互(たが)いの文化(ぶんか)を認(みと)め合(あ)っていて、すごく素敵(すてき)だなって思(おも)うんですけど、なんかその多文化(たぶんか)に入(はい)って、からこそ、自分(じぶん)の国(くに)の日本(にほん)の文化(ぶんか)がさらに美(うつく)しく見(み)えたこともたくさんあって、多文化(たぶんか)の中(なか)に入(はい)って気(き)づいたことが、たくさんありました。
エピソード1(えぴそーど・いち)はここまでです。エピソード2(えぴそーど・に)でまたご一緒(いっしょ)しましょう。このポッドキャスト(ぽっどきゃすと)のスクリプト(すくりぷと)は、 SBS Japanese のウェブサイト(うぇびさいと)sbs.com.au/japanese から見(み)ることができます。
SBS日本語ラジオ(にほんご・らじお)のスロー・ジャパニーズ(すろー・じゃぱにーず)、平林純子(ひらばやし・じゅんこ)がお届(とど)けしました。それでは、また!
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