「身体に毒だとわかっているけど、楽しんでしまう」アルコール飲料にがんリスクの表示をと専門家が呼びかけ

US surgeon general calls for cancer risk warnings on alcohol labels

epa11804420 A person shops for alcohol at a liquor store in Los Angeles, California, USA, 03 January 2025. The US surgeon general issued a new advisory warning on 03 January about the link between alcohol consumption and increased cancer risk, pushing for alcohol labels to be more visible and include a warning about the increased risk of cancer EPA/ALLISON DINNER Source: EPA / ALLISON DINNER/EPA

「予防できるはずのがん」の原因として、タバコと肥満につづいアルコールが3番目にあります。アメリカの保健機関のトップが、国内のアルコール飲料のラベルに、がんの危険性があることを表示するべきだと呼びかけています。


アメリカの公衆衛生局、ヴィヴェック・マーフィ医務総監が、がんとアルコールの関係性に関する勧告をだしました。それによると、予防できるがんの原因として、タバコと肥満につづいアルコールが3番目にあると伝えています。

 現在、オーストラリアも同様の措置を検討するべきだという意見が浮上しています。

商品に健康被害警告のラベルをつけるということにおいて、その商品についてのリスクを人々が知り、気をつける事ができる権利があるということが基本的な原則
Julia Stafford : the Cancer Council Nutrition, Alcohol and Physical Activity Committee
世界保険機構WHO の癌専門期間、国際がん研究機関IARCは、アルコール飲料を「ヒトにおいて「発がん性の十分な証拠」がある」とする、グループ1に分類しています。

アルコールは体内の化合物を分解し、DNA、タンパク質、細胞に損傷を与えるほか、ホルモン レベルを変化させ、他の発がん物質の吸収を増加させる可能性があります。

 
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