世界で急増する認知症、オーストラリアでも対策を求める声強まる

Pedestrians are seen in the CBD in Sydney, Tuesday, August 7, 2018. Australia will welcome its 25 millionth resident late on Tuesday night. The ABS estimates that at 11pm on Tuesday, the milestone will be reached - although it will be impossible to know w

Pedestrians in Sydney's CBD. Dementia cases are set to rise in every country with the global number expected to triple by mid-century. Source: AAP

新たな研究によりますと、世界の認知症の成人の数は2050年までにほぼ3倍の1億5,300万人に増える見込みです。最大の増加は北アフリカと中東で、最も増加が少ないのがアジア太平洋と西ヨーロッパと見られていますが、認知症のケースはすべての国で増える見込みです。


オーストラリアでは支援者たちがライフスタイルのリスクファクターと取り組むプログラムの拡大と、治療に関する研究の支援の強化を呼びかけています。

ABS、オーストラリア統計局によりますと、認知症はオーストラリア人の2番めに大きな死亡原因です。

通常の高齢化による影響以上に認識機能が悪化する状態がからむ認知症は、いまや、世界にとって1兆8,000億ドルの社会的なコストになっていると見積もられています。

認知症は主に比較的高齢の人々に影響しますが、そのリスクを減らすために取れるライススタイル上の対策があります。

2020年のランセット・コミッションはもし12のリスクファクターに対処すれば、40パーセント程度のケースは防止できることを示しました。その12とは、教育の低さ、高血圧、聴覚障害、喫煙、中年の肥満、うつ病、運動不足、糖尿病、社会的な孤立、酒の飲みすぎ、頭のケガ、そして空気の汚染です。

 

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