エレガントで心安らぐ音色を奏でるハープは、誰もが知っている一方で、実際にハープを演奏している人に出会う確率はとても少ないのですが、メルボルンには日本人のハープ奏者が住んでいます。
小さいころテレビでハープを見て以来、この楽器に憧れてきたという朝永さん。小学校高学年の頃、実家のある長崎から、福岡と東京にいるハープの先生の所へ電車と飛行機を使って通っていたそうです。その後、世界的な指揮者である小澤征爾さんを輩出した桐朋学園大学、イギリス・ロンドンの王立音楽院で学ばれ、国際ハープコンクールで優勝されるなど、さまざまな国で活躍されてきました。現在はメルボルンを拠点に、ソロで演奏したり、オーケストラの一員として活動していらっしゃいます。
インタビューで使用した音楽は、朝永さん演奏の Lacuaona (arr. Grandjany): Malaguenaです。