アジアでは初めての開催となるこのラグビーワールドカップ。9月20日に開幕し決勝戦の11月2日まで、約1ヶ月半に及ぶ熱い戦いが繰り広げられます。
各国代表は、それぞれのキャンプ地に拠点を持ち調整を行います。そのキャンプ地の数は、日本全国に55箇所あります。
現地では、最大限の「おもてなし」をしようと、選手やスタッフらを歓迎しています。
オーストラリアのワラビーズは昨日日本に到着し、空港にはオーストラリアのユニフォームを着て国旗を持った大勢のファンが集まりました。
ワラビーズのキャンプ地の一つ、小田原では、箱根そば小田原店限定でオージービーフを使用したうどんが明日12日から販売されたり、応援キャンペーンを行う小田急ロマンスカーでは、オーストラリアのビールやワイン、フィッシュアンドチップスなどが提供されるなど、応援ムードをさらに盛り上げています。
前回優勝チーム、ニュージーランドのオールブラックスも今週月曜日に日本に到着し、ファンから熱烈な歓迎を受けています。
事前キャンプ地である千葉県柏市では、歓迎セレモニーが開かれ、地元の子どもたちが、オールブラックスの伝統の踊り「ハカ」を披露しました。その動画はツイッターで海外にも伝わり、温かい歓迎に世界中が称賛しています。
12日、オールブラックスは、日本のおもてなしに感謝の気持ちを示すビデオを公開しました。その中でニュージーランドのジャシンダ・アーダーン首相もコメントしています。
そして、北九州市小倉は、ウェールズ代表のキャンプ地です。
街にはウェールズの国旗が飾られたり、市内を走るバスにはチームカラーの赤で装飾をしたり、市役所の職員らは、ウェールズ国歌を練習したりと、現地では歓迎ムードが高まっています。
さらに、代表団が到着する今日から、今週日曜日まで、地元の小倉城が赤にライトアップされます。
そして、先日日本がテストマッチを行い惨敗を喫した強豪南アフリカは、現在鹿児島で調整を行っています。
NHKによりますと、9日に白波スタジアムで行われた公開練習には、約5000人が集まりました。
一方、日本と同じプールAのスコットランドも長崎へ到着し、今後一週間現地で調整します。
世界からトップクラスの選手が日本に集結し熱戦を繰り広げるラグビーワールドカップ2019。
日本の開幕戦は20日、対戦相手はロシアで、一方のオーストラリアは、21日にフィジーと対戦します。
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