先に試合があったのは、大坂なおみ選手。ラトビアのアナスタシア・セバストワ選手と対戦し、
セットカウント2-1で勝利、全豪オープンでは初となる準々決勝進出を決めました。
試合終了後、大坂選手は、まず最初の質問で記者に、「全豪で準々決勝に進出するという今の気持ちは?」と聞かれ、「安心しました。全米オープンでしかここまで勝ち進んだことはありませんから、一つ一つの試合に集中して臨みたい」と話しています。更に、セバストワ選手との試合は常に接戦だとして、相手のプレーを称賛しました。
一方の錦織圭選手は、スペインのパブロ・カレ―ニョ=ブスタ選手と対戦。カレ―ニョ=ブスタ選手との試合は、5セット中3セットをタイブレイクまで持ち込むという極めて長い5時間5分に及ぶ大接戦となりました。

Naomi Osaka in Action, 21 January 2019 Source: Ben Solomon/Tennis Australia
セットカウント2-2となり、第5セットへ。ここでも両者一歩も譲らない展開で試合が進みタイブレイクに持ち込みました。5-8となり、ピンチに立たされた錦織選手でしたが、その時、カレーニョ=ブスタ選手が、主審の判定に激しく抗議。線審のOUT判定にチャレンジし、リプレイではINであったことが判明したものの、そのボールを返した錦織選手に点が入ったため、主審にやり直しを求めていました。しかし、その要求は認められず、いら立ちを隠せない様子で何度か主審に抗議し試合は一時中断しました。そこで一気に試合の流れが変わりました。直後、錦織選手が5回連続でポイントを奪い、最後はサービスエースが決まって試合終了。5時間を超える激闘を大逆転で制し、ベスト8進出が決まりました。
記者会見で錦織選手は、試合を振り返り、特にラリー戦の多い試合だった。最後サービスエースを取って勝つ試合は気持ちがいいと話しています。

Pablo Carreno Busta, 21 January 2019 Source: Ben Solomon/Tennis Australia