これまで、2人の対戦成績は2勝4敗と大坂選手が負け越していましたが、23日の試合時間はわずか70分でストレート勝ち。これで大坂選手は、近く更新される世界ランキングでも3位以内となることが確実となりました。
試合直後のインタビューで、次の対戦相手について聞かれ、「どちらも素晴らしい選手。タフな試合になる」と述べたうえで「ちょっと暑いので早く(施設の)中に入りたいです」と、本音をこぼし会場を沸かせる一幕がありました。

Naomi Osaka (left) and Elina Svitolina (right) after the match 23 January 2019 Source: AAP Image/ Sergei' Vishnevskii'/Kommersant/Sipa USA
試合終了後、大坂選手は記者会見に出席し、まず今日の試合について記者に聞かれ、スビトリナ選手とはこれまでにも何度か対戦しているが毎回崩し方に苦戦すると述べました。さらに今日の試合は、普段よりも早いペースで展開するよう心がけ、もし彼女が打ってくるボールが短ければ、ネットに近づいて攻めるという作戦にでたと話しています。
続いて記者に、第1セット、セットポイント3だったにもかかわらずなかなか決められなかった時に何を考えていたのか、さらに、この大会が始まる前、自身の精神年齢は3歳児並みと発言したけれども、今は何歳だと思うか聞かれ、「今は1歳くらい成長したかな、おめでとう私」などと回答し報道陣から笑いを誘いました。
また、記者に、ちょうど誕生日だったおじい様と何か特別な思い出はありますかと聞かれ、大坂選手は逆に報道陣に「今日は何日でしたっけ?23日ですよね。うそつきね。」などと一人でぼけて突っ込むというなおみ節を披露して会場を沸かせました。そして、「おじいちゃんはテレビで見ているかわからないけど今日は本当に勝ちたかった」と述べています。

Naomi Osaka signs autographs for fans after winning quarter final match against Elina Svitolina of Ukraine 23 January 2019 Source: AAP Image/ Sergei' Vishnevskii'/Kommersant/Sipa USA
全豪オープン女子シングルス準決勝は、24日オーストラリア東部時間の午後3時半から予定されています。