献血の数は1000回以上、200万人の命を救った「黄金の腕の男」ジェームス・ハリソンさん死去

A man giving blood

James Harrison gave his last donation in 2018. Source: Getty / Picture Alliance

ハリソンさんは18歳から81歳まで、60年以上にわたり、定期的に献血を行いました。彼の血漿に含まれた希少で貴重な抗体「アンチ-D」は、200万人以上の赤ちゃんの命を救いました。


献血を通じて200万人以上の赤ちゃんの命を救った、オーストラリア人、ジェームズ・ハリソンさんが、2月17日に亡くなったことがわかりました。

オーストラリア赤十字社ライフブラッドが発表し、ハリソンさんに感謝の意を表しました。

ハリソンさんは18歳から81歳まで、60年以上にわたり、定期的に献血を行い、その回数は1173回であったと伝えられています。

ハリソンさんの血漿には、希少で貴重な抗体「アンチ-D」が含まれていました。

アンチDは、母親の血液が生まれる前の赤ちゃんを攻撃するリスクがある、Rh式血液不適合妊娠の際に使われる薬のために使われていました。

オーストラリア赤十字社ライフブラッドによると、このアンティDは妊婦のおよそ5人に1人に投与されています。
James Harrison stands in front of a red wall with an Australian Red Cross sign in the corner holding two babies.
Prolific blood donor James Harrison donated from ages 18 to 81. Credit: Australian Red Cross Lifeblood
多くの人の命を救ったことで知られるハリソンさんは、「The Man with the Golden Arm(黄金の腕を持つ男)」とも呼ばれていました。

詳しくはポッドキャストから
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献血の数は1000回以上、200万人の命を救った「黄金の腕の男」ジェームス・ハリソンさん死去

SBS Japanese

04/03/202503:03
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