献血を通じて200万人以上の赤ちゃんの命を救った、オーストラリア人、ジェームズ・ハリソンさんが、2月17日に亡くなったことがわかりました。
オーストラリア赤十字社ライフブラッドが発表し、ハリソンさんに感謝の意を表しました。
ハリソンさんは18歳から81歳まで、60年以上にわたり、定期的に献血を行い、その回数は1173回であったと伝えられています。
ハリソンさんの血漿には、希少で貴重な抗体「アンチ-D」が含まれていました。
アンチDは、母親の血液が生まれる前の赤ちゃんを攻撃するリスクがある、Rh式血液不適合妊娠の際に使われる薬のために使われていました。
オーストラリア赤十字社ライフブラッドによると、このアンティDは妊婦のおよそ5人に1人に投与されています。

Prolific blood donor James Harrison donated from ages 18 to 81. Credit: Australian Red Cross Lifeblood
詳しくはポッドキャストから
LISTEN TO

献血の数は1000回以上、200万人の命を救った「黄金の腕の男」ジェームス・ハリソンさん死去
SBS Japanese
04/03/202503:03
SBSの日本語放送は火木金の午後1時からSBS3で生放送!
火木土の夜10時からはおやすみ前にSBS1で再放送が聞けます。
無料でダウンロードできるSBS Audio Appもどうぞ。