宙ぶらりんの私の着地点、居場所は舞台俳優・趙清香

Cho Chonghyung, a Japan-based Korean actress in Japan, at a stage rehearsal for a play 'Yasukichi Murakami: Through a Distant Lens.' Credit: Cho Chonghyung

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在日コリアン４世の俳優、趙清香（チョウ・チョンヒャン）さん。大阪で来週行われる舞台「ヤスキチ・ムラカミ－遠いレンズを通して」に主人公マユ役で出演します。

A Japan-based Korean actress Cho Chonghyung (second from the left) with co-stars and staff from a play 'Yasukichi Murakami: Through a Distant Lens.' Credit: Cho Chonghyung

村上安吉は明治時代にオーストラリアに渡り、写真家・実業家・発明家として活躍した、オーストラリア日系移民のパイオニアです。舞台は、シドニーのアーティストで写真家の金森マユさんが彼の人生を追う筋書になっています。

趙さんは舞台で主役のマユを演じます。出演オファーを快諾した趙さん。オーストラリアの日本人移民が登場する舞台にどんな印象を持ったのでしょうか。

趙さんは中学校まで朝鮮学校に通い、日本の高校で自分のアイデンティティーに向き合うことになりました。インタビューでは、マイノリティーとしての自分や演劇への思いなども聞きました。

演劇に自分の居場所を見つけたという趙さん。自身が脚本、演出、出演した作品「ROCK U!」は、2013年度全国高等学校演劇大会で最優秀賞を受賞しています。

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趙さんが主演する舞台「ヤスキチ・ムラカミ－遠いレンズを通して」（19～21日、大阪大学中之島芸術センター３階）と並行して、昨年12月から写真展「ヤスキチ・ムラカミの世界展　～オーストラリアに生きた写真家・実業家・発明家～」（21日まで、大阪大学中之島芸術センター４階）も開催されています。ともに入場無料です。