20年間停滞したままのオーストラリアのSTEM教育

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Students in Western Australia taking part in the CSIRO's Living Stem program Credit: Stella Gray-Broun

政府の新たな統計により、オーストラリアの学校における科学リテラシーが過去20年間でほとんど向上していないことが明らかになりました。オーストラリア技術科学工学アカデミーは、この教育格差に対処するため、政府に早急な対策を求めています。


オーストラリアカリキュラム評価報告機関のデータによると、2023年、科学の習熟度基準に達した6年生はわずか57%にとどまりました。

約20年前の2006年、その基準に達した6年生は54%と、著しい改善は見られません。

STEM(科学・技術・工学・数学)のリテラシーが依然として低い理由についてはさまざまな要因が挙げられますが、そのひとつに分断した教育システムがあります。

オーストラリアには8つの異なる管轄区域がそれぞれのカリキュラムを管理しており、またその上にはナショナルカリキュラムがあるため、9つの異なる基準が存在していることになります。


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